脱皮失敗
前回の食事交換でケニアBの小皿を持ち上げた際、下の空間で1匹脱皮をしているのが見えていました。殻の浮き具合が悪く、うまくいってないのではないかと気になっていたのですが、今日小皿を持ち上げると、古い殻をまだ数カ所巻き付けたまま、同じ場所で丸まっていました。見るからに脱皮を失敗しています。殻が取れていない部分は、体が前のサイズのまま締め付けられたようになっていて痛々しいです。
手に取り、殻の取れそうな部分をピンセットと精密ハサミ、デザインカッターを使って取り除いていると、顔も半分程度しか脱皮できていないことに気付きました。眼の部分は脱げていますが、触角から口の部分は被ったままで、片方の触角は切れてしまっています。なんとか出来ないものかと触ってみましたが、古い殻が浮き上がっておらず、無理に取ると顔自体が取れてしまいそうなので諦めました。この状態では当然食事も取れないので、もう生きられる時間は長くないと思います。脚も脱げていないようで、動いてはいますが歩くことも出来なさそうです。新しく増えた後方の脚だけ美しく、ちゃんと動いています。出来るだけ古い殻を取り除き、そっと土の上に戻しておきました。
乾燥時期なので、脱皮時の環境(湿度不足)が原因とも考えられますが、新しい体がちゃんと出来ておらず、古い殻がきれいに浮き上がらなかったのが大きな原因のような気がしています。栄養不足ではないかと思いますが、数匹同居しているため、このベビーが何をどのくらい食べていたのかが分かりません。以前どうぶつランドの方に教えていただいた、タンザニア(ケニア)は脱皮不全を起こしやすいという情報を実感しています。
シワも動きが鈍くなっています。巻き方がややゆるく、お腹の側を上に向け気味なので、弱ってきているのではないかと思います。
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